インプラント治療をする前にかならず確認しておくべき9つのことをお知らせします
インプラントをしたが
2~3年が過ぎ腫れたり痛みがでるようになってきた
インプラント周囲が真っ赤に腫れて痛くて噛めない
インプラント部分の被せ物が折れてしまった
このようなお悩みは後を絶ちません。
インプラント治療は
通常の虫歯治療とは、まったく違います。
多くの方は
インプラントにトラブルがあった場合
「はずせばいいんじゃない?」
「もう一度やりなおせばいいんじゃない?」と
思いがちです。
保証もついてるし、やりかえればいいんじゃないか?
そう単純にお考えの方はまだまだ多いです。
しかし、そのように単純なものではないのです。
インプラントを外す時、
あることを確認しておかなかったために骨を大きく削って
インプラント本体を外すしか手段がないことさえ、あります。
ここでは、インプラント治療をお考えの方が
ご自身で確認しておくべき7つのことについてお伝えさせて頂きます。
先に知っておくことで
将来トラブルが起こった場合に対応できることが違います。
対応できる限界を先にしっておくことが重要です。
あなたが入れるインプラントはどこのメーカーのものですか?
「え?そんなこと患者側が知る必要があるの?」
と、思われるかもしれません。
はい、そうです。
患者さんご自身が、知っておく必要があるのです。
治療をお受けになり
その後、死ぬまでそのインプラントをお口の中に入れているのは患者さんご自身なのですから
当然といえば、当然です。
私は、インプラントを1本でも入れたなら
一生その先生にお口の中を診て頂くことが一番だと、考えています。
しかし、残念ながら
■かかっていた先生が医院を閉じ診てもらえない状況になった
■転勤になった
■引越しすることになった
■その先生のところに行きづらい
など、いろいろなことで一生診て頂けないことは出てくるのです。
または
やむなく介護される状態になることもあります。
自分で歯の手入れができなくなる状況だって
想定しておかなくてはいけません。
私たちは、死ぬ時まで
「食べる」ということが続きます。
しかし、口の中の歯の状態はどんどん変化していきます。
どんどん噛めない状態へと
ドミノ倒しのようになっていくのです。
そうなった時、
困り果ててしまわないようにあらゆる手を打っておくことは
元気で長生きを現実のものとするためにとても大事なことなのです。
先日、5年以上前に
他医院でインプラントをした患者さんがお越しになられました。
インプラントを入れた部分の
かぶせモノが外れて困ってしまった
とのことでした。
インプラントを入れた部分の
歯茎はまっ赤に腫れています。
かむと顎が痛い。
頭痛がひどい。
こんな状態になってしまって
「なんとかして欲しい」というご相談です。
このようなご相談は
日常的によくあるご相談です。
インプラント治療をされた医院さんへまずはご相談下さい
と申し上げました。
本来は、
インプラント治療をされた先生に、修理、メインテナンスを
お願いするのが一番なのです。
しかし、それが叶わない場合にはまずは
このことを聞いてきてくださいとお話します。
「どこのメーカーのインプラントなのか?」
問題が起こっているには
必ず原因があります。
では、
インプラントが故障したり、
トラブルがあったりした場合に
「インプラントをはずせばいいではないか?」
「もう一度やりなおせば良いではないか?」
と単純に思いませんか?
保障もついているから。
しかし、
そのように単純なものではないのです。
インプラントはただのネジです。
まずはそれを知って下さい。
そのインプラントとなるネジを製造しているインプラントメーカーというのは
国内で50社、海外では200~300社にのぼります。
主流なメーカーのほとんどが外資系の会社です。
世界情勢に詳しい方ならすぐにご理解いただけるかと思いますが
外資系企業はM&A(つまり、企業の買収や合併)が
盛んに行なわれています。
今では日本も珍しい話ではなくなりました。
インプラントメーカーも例外ではありません。
これだけ多くのメーカーがあれば
合併されたり
会社が消滅するなどの浮き沈みがあるのが現状です。
このことは患者のみなさまにとっても知られざる気になる問題を含んでいます。
どこのメーカーのインプラントを使うのか?
治療を受ける方には
あまり興味のない
思いつきもしない
お話かも知れません。
しかし、私はそこはとても重要な問題だと考えています。
それはそのメーカーのインプラント医材がなくなり、
いざという時に
再治療ができなくなる可能性がない
とは言い切れないのです。
こんなことを体験したことはありませんか?
電化製品を長く使っていると
一部が壊れ
その部品を取り寄せようと思っても
その製品が製造中止になり
部品がないということが。
去年買ったばかりのカメラなのに、
もう今年はない
吸収合併されてしまった
という会社は珍しくはありません。
また、会社が倒産したと同時に
もう「今ではその商品は製造中止になりました」
ということはよくあります。
さあ、そこで考えて下さい。
もしあなたの口の中に埋め込んだ
インプラントのメーカーが
すでにもう倒産して
消えてなくなっている商品の
インプラントだとしたら、どうでしょう?
もし
何かしらの故障や不具合があった場合に
「一旦インプラントを外さないといけない」状況になった時
インプラントをはずすことさえ
できません。
先ほども申し上げましたとおり
インプラントはただのネジだから、です。
ネジを外すには
そのネジを外すための
同一メーカーのドライバーが必要なのです。
ご自分が入れたインプラントメーカーが
どこのメーカーのものかによって
修理ができる場合とできない場合が、
あります。
車に例えてみましょう。
あなたの車がベンツだとしたら
故障した時には
ベンツの部品を使って
修理しなくてはなりません。
ベンツには
ベンツ専用の部品があるのです。
トヨタの車にはトヨタ専用の部品を使って
修理しなくては、なりません。
インプラントもネジですが
インプラントとかぶせ物の歯も
「ネジ」で固定されています。
修理したり
深部まで掃除したりするには
ネジをほどいて
かぶせ物を外して
掃除する必要があります。
しかし
そのネジを外すドライバー
というものが各メーカーにはあります。
各メーカーは自社の商品を使い続けて欲しいので
ネジ山を特殊形状にして
他社のドライバーでは外せないように
しています。
つまり、
メーカーが違うとネジを外すことさえ
できません。
吸収合併を繰り返してきたメーカーの中には
同一メーカーでありながら
何種類もドライバーが存在している場合もありますし
すでに製造を中止している部品もあります。
骨を大きく削ってインプラント本体を外す対応
しかできないことまでありえます。
その先生がどこのメーカーの
インプラントを埋入するのか?
ということは
実は将来的にはとても大きな問題です。
インプラントをする際には
10年後や20年後や将来
もし「インプラントを外した方が良い状況になった時に修理ができるのか?」
というこの視点を持って選択する必要があります。
修理修復ができるのかどうか?
ということです。
現代は100歳以上の方が
何万人も生活されていらっしゃいます。
本当に50年後にも
そのインプラントメーカーは倒産していませんか?
ドライバーを取り寄せられますか?
あなたが入れるインプラントはどこのメーカーのものですか?
かならず、確認しておいて下さいね。
あなたが入れるインプラントの種類と型番は何ですか?
先ほどはインプラントのメーカーがどこのものなのか?
必ず確認しておいて下さいとお伝えしました。
そんなことまで
患者側で考えておかなくてはいけないの?
と驚かれた方もいらっしゃるかもしれません。
しかし
いかがでしょう?
私達が生きるこの社会では
大事なことはみな
小さく説明書の注意書きの中に
書かれています。
保険を契約しても
本当に大事なこと
いざという時に大事な情報は
小さく小さく
注意書きに書かれています。
「※ただし・・・・・こういう場合には、保険がおりません」等。
ありますよね?
携帯電話の契約する際でも
一番大事な情報は
契約書の下か裏に小さく小さく書かれています。
「ただし・・・・2年間の契約期間のうちの解除した場合は違約金が必要です」等。
自分の資産は自分で守らなければいけないように
自分の健康だって、自分で守らなくてはいけません。
私の医院には
過去に他の医院さんでインプラント治療をお受けになり
今回、他の歯が虫歯になった
歯が折れた等で
来院される患者さんが
かなり、いらっしゃいます。
インプラントが1本でもお口の中に
入っている患者さんの場合には
できるならば
インプラントを入れた先生のもとで
他の部分の治療もお受け下さるよう
お伝えをしています。
しかし、
どうしても過去に治療した医院さんに
通うことができないケースもあります。
院長先生がもうお亡くなりになった。
医院そのものを閉じてしまった。
または
患者さんご自身が転勤や引越しなどで
通うことができなくなった
など、理由はいろいろあります。
ある方は
過去にインプラントをされた部分の
かぶせ物がグラグラして取れそうになり
歯茎が真っ赤に腫れあがっていました。
レントゲン撮影をして
詳しく診せていただくと
インプラントを埋入している周辺の骨が
大きく溶けていました。
肉眼で歯茎を診ると
歯茎は炎症を起こしています。
このような状態になると
インプラントのネジをいったん外して
治療を行なう必要があります。
しかし
この時、問題となることが、あるのです。
それがインプラントの種類と型番なのです。
患者さんのお口の中に入っている
インプラントのメーカーがどこのメーカーなのか?
そして
インプラントの種類と型番が何なのか?
これがわからないと
手をだすことさえ
できないのです。
メーカーが違えば
ドライバーも形状もまったく違います。
これかな?
試してみようかな?
というのは実はすごく危険なのです。
たとえば
自宅で
工具を使ってイスを作ると想像してみて下さい。
マイナスのネジに
プラスのドライバーをあてがった時に
どうでしょうか?
回そうとしても
空回りしますよね。
ですからまったく入りません。
ですがプラスのネジに
マイナスのドライバーを当てた時はどうでしょうか。
入りますよね。
回そうと思えば回せますよね。
外れないことはないんです。
ですがネジが変形してしまうのです。
外したものを
元に戻そうとした時に
ネジかドライバーかどちらかが壊れている場合には
合わないのです。
戻すことすら
出来なくなっています。
ネジを外すためのドライバー
これがぴったり同じ形状でないと
外したり緩めたりしてしまうことは
とても危険なのです。
インプラントのネジを外し
炎症を起こしている部分を
きれに掃除し、消毒し
腫れが引いてきたとしても
元に戻せないんです。
ですから
どこのメーカーのどのネジを使っていて
どのドライバーを使えば外せるかということの情報が知りたいのです。
中がどうなっているのか
推定はできても
当たるかどうかは
やってみないとわからないのです。
いやいや
今はCTで骸骨が立体的で分かるじゃないか
と思うかもしれません。
CTはレントゲンと同じです。
硬いものが白く写ります。
ネジは白く写ります。
かぶせ物もすべて白く写ります。
残念ながらCTでは
どこにネジ山があって、
どのような形状であって、ということが
分からないんですね。
幸いにも
その患者さんがかかられた先生は
全国的にも有名な先生でした。
そしてあるブランドのメーカーだけを
永年ずっと正しく使われていた先生です。
本当にインプラントを正しく理解し治療された先生でしたので
お名前からおそらくこのブランドではないのか?
おそらくこれではないのか?
と推定することができましたので
メーカーに問い合わせをし香川県でそのメーカー
そのブランドを扱っている先生を紹介していただくことができ
無事そちらの先生にご紹介させていただくことができました。
一言でインプラント
と言ってもいろんなメーカーがあり
それぞれで部品が違います。
私はインプラント治療を受けられた患者さんは
特に一生のお付き合い
と思って対応させていただいております。
どんなネジなのか
種類や型番は何なのか?
経験と勘だけでは対応しきれない世界です。
国内で50社
海外では200~300社もある
インプラントメーカーです。
世界情勢に詳しい方なら
すぐにご理解いただけるかと思いますが
外資系企業は
M&A(つまり、企業の買収や合併)が
盛んに行なわれています。
あなたは入れるインプラントの種類と型番は何ですか?
あなたが入れるインプラントはネジで固定されるものですか?それとも接着剤で固定されるものですか?
ネジで固定されているものは
ドライバーでゆるれば
簡単に外すことができます。
しかし
接着剤で留めているものは
どうでしょうか?
弱い接着剤であれば取れるかもしれません。
しかし
強い接着剤で留められた場合には
外すことができない
こともあります。
外すことができない時には
周りを壊して外す
ということになります。
たとえば
ポスターをシールで壁紙にくっつけて留めたとイメージして下さい。
短期間であれば
きれいに外せるかもしれません。
しかし強力なテープで何年も経ってから外そうとすると、
こびり付いて外せませんよね。
外れたと思っても
ポスターが破れたり壁紙が破れたり。
きれいに外そうと思うと
ポスターをきれいに切って除けたりしないと外れません。
接着剤で留めた場合にはきれいに外すということが実はすごく難しいのです。
きれいに外れる接着剤ということはつまり接着力が弱いということになります。
接着力が弱い
ということは
封鎖性も弱いのです。
封鎖性が弱い
ということは
バイ菌が入って来やすい
ということを意味します。
接着力が弱いということは
粘着性のものやかたいものをお食事した場合には
くっ付いて簡単に取れてしまいます。
ですから通常接着剤で留める場合には
比較的強力なもので留める必要が出てくるのです。
では
なぜネジで留めずに
接着剤で留めるのでしょうか?
ネジで留めるためには
ネジ山にドライバーを当てて回転させます。
つまり
ドライバーが入るネジ山が
必要なんですね。
そのネジ山部分、それは見えてしまいます。
ネジ山部分が見えると
見た目に見える部分の
治療の場合にはそれを気になさる方もいらっしゃるのです。
せっかく高額な治療を受けて歯が
入ったと思って喜んで鏡を見た時に
やっぱり残念な顔をされる方もいらっしゃると思います。
ですから見た目にもある程度配慮が必要なのです。
見た目と機能、
それは相反するものなのです。
その両方を兼ね備えようとすると
パーツを増やしてブロックをもう一段重ねてあげる必要があるのです。
それには費用と技術力が必要です。
ですのでそこまでするかどうか。
そこまで患者さんが求められるかどうか。
多くの場合、元々の予定した金額プラスα
さらに費用が掛かったりしますので
そこまで求められない患者さんもいらっしゃいます。
また見た目ということを
先生の専門によっては
機能よりも優先される方は多くいらっしゃいます。
ですので
特に患者さんが見た目を重視される方であれば
見た目を重視した治療はできますよ
ということで機能を多少減らしてでも
とお考えになる方は多いのです。
吉本彰夫は介護支援専門員、ケアマネージャー
でもあります。
施設でお困りになっているご本人
ご家族
そして施設に従事している人達の
現場というのを見る機会がありました。
ですから私は簡単に外せるということにものすごくこだわっています。
つまり、接着剤で固定せずネジで固定するという方法を選択しています。
あなたが入れるインプラントは
ネジで固定されるものですか?接着剤で固定されるものですか?
もし、接着剤で固定されるものであれば
接着剤のメーカーと種類は何ですか?
簡単に外せるものですか?
ということもかならず確認しておいて下さいね。
インプランのネジを外すにはどうすれば外すことができるか確認していますか?
先日、当院でインプラントをお受け下さった患者さんとお話しをしていた時のことです。
「どうして吉本歯科医院で治療を受けられたか?」
というお話しをお聞きする機会がありました。
するとびっくりするようなお答えが返ってきました。
「先生は、インプラントを外すための方法や
インプラントの外し方
インプラントは外せなければいけないんだ
と説明をしてくれたから」
とおっしゃられました。
実はその患者さん
介護施設で働いていらっしゃるんです。
実体験として
施設に入られている方に
手を噛まれてしまったことが
あるんだそうです。
とても痛くて血だらけになって
という体験があるんです。
この方は
介護の現場にいるので
口の中のバイ菌が肺に入り込み
誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)になるということ。
65歳以上の死因の第1位に
肺炎が挙がってきていること。
そういうことまで
ご存知だったのです。
口の中を清潔にすること=健康に長生きすること
をよく実感しておられたんですね。
介護施設で働いている方々も
入居されている方々の
お口の中を清潔にしなければいけない
ということは
本当によくご存知なのです。
ところが
お口の中をきれいにしてあげようとしたのですが
手を噛まれてしまった。
当然
その施設全体での
大問題にもなったそうです。
もし皆さんが80歳になられた時
どんな状態でしょうか?
今はお若いかもしれませんが
80歳になり90歳になり、
今や100歳以上の方が5万人を超える状態です。
厚生労働省の「平成23年簡易生命表」によりますと
日本女性の2人に1人が90歳超まで生きる時代に
なっています。
女性の4人に1人は95歳超まで生きる可能性があるそうです。
驚きですよね。
平均余命を見てみると
現在65歳の女性は2人に1人が89歳以上
4人に1人が95歳超まで生きることになります。
つまり
65歳まで生きた女性は
平均寿命の86歳より長生きする可能性が高いそうです。
つまり退職後の生活が30年以上続くことが
例外ではない時代がやってきています。
この意味をキチンと理解し
仮にそういう施設に入るようになった時に
施設の方々としっかりとコミュニケーションを取り
理解し対応が可能でしょうか?
残念ながら認知症が
増えたりしています。
わからないんですね。
自分が今、何をされているのか?
ということ自体が。
施設のスタッフさんが
「今から、お口の中きれいにしましょうね」
と口の中を掃除しようとすると
・・・思わず噛んでしまう。
ガリッ
痛いんです。
噛む力は人によっては数10キロもの力です。
これがもし
総入れ歯の場合だったら
簡単に外れてくれます。
総入れ歯はくっ付いているわけではありませんから
するっと外れてくれます。
総入れ歯を外した口の中は
歯茎なので
噛まれても痛くないです。
しかも
入れ歯は外に出して
その方のお口の中から外に出して
きれいに掃除をして戻して差し上げることが出来るのです。
お口の中は
ほんの少しの清掃で済むのです。
中には
健全なご自身の歯が何本かあって
噛まれてしまう。
噛まれてしまうから
口の中の掃除を一切できず
口の中はいつもばい菌だらけになってしまう。
そういう時に
その方のご家族と施設の方と相談したそうです。
往診できてくれている歯科医の先生と相談し
バイキンだらけの歯を抜いてもらい
新しい入れ歯を作ってもらうことができた
そうです。
問題は
インプラントがお口の中に入っている方です。
インプラント治療されている方に噛まれたら
どれほど大変なことになるのか。
インプラントは
よく噛めます。
よく噛めるがゆえに、
認知症になった方では
ものすごい噛みかたをしてしまうのです。
ましてやそれが
お世話をしてくれる方の手を噛んでしまう。
大変なんですね。
そして同じように、
ご自身の歯がある方と同じように
その先生にご相談したら
「インプラントは外せません」と言われたそうです。
外せないんです。
特に費用が安いインプラントは
インプラント本体とネジ部分が
一体式になっています。
費用が安いということは、
必ずそこに理由があります。
つまり工程が少なく済んでいる。
少ない工程というのは
一体化になっていたりして
安いには安い理由というのがあるのです。
吉本歯科医院で採用しているインプラントは
インプラント本体の上にネジでつないだりとか
ブロックで積み上げるような
そういう組み方をしております。
最初から
いかに簡単に外すことができるか
ということに焦点を当ててメーカーを選んでいます。
治療法を選んでいるのです。
外すということが
前提にあるのです。
なかなかそんなところまで
治療を受けられる方は
考えもよりませんよね。
もちろんこの組み立て式であったとしても
取り外しやすさと見た目は相反するものがありますから
患者さん患者さんでお選びいただくことが出来ます。
たとえばもし
外せない患者さんが本当に外そうとすれば
全身麻酔をし骨ごと削って除ける
という大手術をしないといけません。
吉本歯科医院でお勧めしている
ネジで留めるという方法
これはネジ1本でドライバーでもって
ドライバーを逆回転に回してあげれば
インプラントとその上に乗っている上部構造である歯を簡単に取り外すことができます。
つまりインプラント本体は
骨の中におりますが
上の乗せている部分を
簡単に外すことができるのです。
そうすれば
介護施設や入院中であったとしても
上物部分をポンと外して
その部分を外できれいにしていただく、
ということが
可能なんですね。
とは言っても、
インプラントをされる最も多い年代の
50代、60代の方が
そんな先のことなんて
なかなか考えられないのが実際です。
ですからインプラントをされる選択の際に
ブロックのような積み上げ式で
ネジで留めるという方法をお勧めしています。
ブロックで組み立て式
パーツを交換する
ということが出来るものであれば
上物を取り外すことが
できるのです。
そして
総入れ歯のようなものを
ゴムでクリップでカチッと留める
そんな装置に置き換えることも
簡単にできるのです。
大きい手術はいらないのです。
簡単なネジでの交換で
済んでしまうのです。
そのように
将来のリフォームがどのようにできるのか?
どのようにパーツ交換ができるのか?
実はそれは将来のあなたのお身体の状態に応じて
変更すべき、
変更が必要だと、私は考えているのです。
どこのメーカーのインプラントを使うのか。
どのようなネジの留め方をするのか。
簡単に外すことが出来るのかどうか。
実は治療を受ける方にはあまり興味のない、
思いつきもしないお話しかも知れませんが、
私はそこは費用がかかってでも必要な部分だと考えています。
かならず確認しておいて下さいね。
タバコを吸っているとインプラントの失敗率は高くなります。
もし、あなたがインプラントをされるご本人だとしたら
タバコは絶対におやめ下さい。
「私はタバコを吸わないから大丈夫」と思っているあなたにも
知って欲しいのです。
なぜなら
タバコの煙は
タバコを吸っていない人でも
同じように害があるのです。
私の医院では、
インプラント治療をご希望され
お越しになられる患者さんも、多くいらっしゃいます。
その時に、
もし患者さんが
タバコを吸っていたならば
即、「タバコをやめてください」とお伝えします。
そしてもし「タバコをやめることはできない」と
おっしゃられるのであれば
当院でのインプラント治療は
お断りさせて頂いております。
私の医院には
他の医院さんで過去にインプラント治療をされた患者さんから
たくさんご相談が寄せられます。
■インプラントの上に被せているモノが故障した
■インプラントした部分の歯茎が腫れてきて痛い
■インプラントがグラグラして噛めなくなってきた
など、いろいろなケースを見てきています。
その中で、インプラント治療をした後も
引き続き、「喫煙」を続けていた
という患者さんは多くいらっしゃいます。
インプラント治療をするにあたって
「タバコをやめる」ということは
必須のお約束事だということを
全くご存知ない方はいまだ多くいらっしゃいます。
「まあ、先生はそういうけど、
本数を減らすくらいでまあいいだろう」
「先生は大袈裟に
言ってるだけなんだろう」
この程度の認識です。
喫煙は
糖尿病と共に
インプラント治療の最大の失敗要因になります。
タバコを吸っているだけで、
その方はハイリスク患者となります。
骨移植や骨造成術
上顎洞底挙上術など
手術創の大きな術式は
「タバコを吸わない」ことが前提であり
「タバコを吸う」方には行なうことはできません。
インプラント治療をしたいけれど
タバコを吸うことがやめられないために
治療をお受けになれない方も実際におられます。
これを読んでくださったあなたが
もし今後将来歯を失った時に
インプラントを考えているのであれば、
すぐにタバコをやめて下さい。
そうでなければあなたはもし多くの歯を失った時
「入れ歯」という選択しか
残されていません。
また
インプラント治療を過去にお受けになった方で
喫煙を続けているという方がいらっしゃれば
すぐにおやめ下さい。
治療が完了したあなたのインプラントの寿命は
タバコを吸うことで日々短くなっています。
医院さんによっては
本数を減らすなら、吸ってもいいよ
手術の前後だけ、喫煙してくれたらいいよ
治療後なら元通りにタバコを吸ってもいいよ
こんな風にお話をされていることも
あるようです。
しかし、
私は100%禁煙を
お願いしております。
最近では禁煙外来も増えてきました。
健康保険が
適応できるようになりました。
つまり禁煙できない方は
完全に病気であり中毒とういう病気である
ということを国が認めた、ということです。
国が国家予算をつぎ込んででも減らしたい
麻薬中毒と同じ中毒症であるということです。
歯科においても
禁煙外来に紹介状を書くことも
健康保険の適応になりました。
「禁煙をお勧めしますね」
という可愛らしいものではなく、
「喫煙は病気です。
禁煙専門の先生を受診して治療してください」
という紹介状という名の
警告書を渡すべきである
という考えに変わったということです。
タバコを吸う人は
日々、タバコの煙の微粒子が
肺の中に詰まり
肺そのものの機能が低下
していっているのです。
さらに、タバコを吸っている人は
吸っていない人に比べて
2~8倍歯周病になりやすい
ということをご存知でしょうか?
「タバコを吸う」
ということは
歯周組織にどんな影響を与えると思いますか?
喫煙者では
ニコチンの強力な血管収縮作用や
一酸化炭素の粗粒子の作用により気がつかないうちに
重篤な状態へと進行していきます。
簡単に言えば、
血の巡りが悪くなる
ということです。
糖尿病と同じで血の巡りが悪くなると
末端まで新鮮な血液が行き渡りません。
当然、歯茎や末端の骨にまで
血液が届かないわけです。
口の中が栄養失調状態に陥ると、お考え下さい。
タバコを吸っている方の
お口の中は、ネバネバしています。
唾液が糸を引きそうなほど
ネバネバしている方だっています。
唾液の分泌量が低下するから
です。
唾液の分泌量が低下すると
口の中の細菌の繁殖を抑えることができません。
そうすると当然
歯垢や歯石がたまりやすくなります。
歯周病菌がどんどん繁殖し
いったんかかってしまうと悪化の一途を辿ります。
では、もし、タバコを吸っている人が
一念発起して「禁煙」をしたとしましょう。
どの程度で
体の状態が変化していくか
お話します。
20分経過 手の体温が正常に上昇する
8時間経過 血液中の酸素が正常値に戻る
24時間経過 心臓発作のリスクが減り始める
72時間経過 気管支の収縮がとれ呼吸が楽になる
数日~1週間経過 歯肉の血流が正常値に戻る
2週間~3週間経過 肺機能が30%アップする、歩行が楽になる
1年経過 血栓症や心臓発作のリスクが半減する
5年経過 肺がんリスクが半減する
10年経過 口腔がん、喉頭がんのリスクが減少する
つまり
禁煙して1ヶ月しないと
歯の周りの歯ぐきに十分な血が巡ってこない
のです。
歯を抜いたあとに
十分な血が供給され続けなければ
抜いた傷は十分に治りません。
骨が造られないのです。
周囲の歯ぐきや骨が十分に治らないのです。
植木鉢に水をあげなければ
植物は枯れてしまいます。
血が巡らないということは
骨とインプラントが結合しない
ということです。
インプラントに結合した骨に
栄養が供給されなくなって骨が溶けるのです。
ご自身の歯も同じです。
特に上のアゴは顕著です。
例えば、
片足が切り落とされたと
想像してみてください。
切り落とされた足はどうなるでしょうか?
指はどうなるでしょうか?
血液による栄養が供給されませんから
腐っていきますよね。
上あごは
口蓋に太い血管があります。
硬口蓋
上顎の歯
鼻中隔下方に栄養を供給する
大口蓋動脈(だいこうがいどうみゃく)という頭部の動脈です。
この動脈に血行不良が起こると
上顎の歯は綺麗な
状態でポロポロと痛みも無く
抜けてきます。
ちょうど足が切り落とされた場合に
指が腐るように歯の周囲が腐っていくのです。
熱いものを食べて
粘膜がはがれたことはありますでしょうか?
その時の粘膜の色は何色でしたか?
粘膜や歯ぐきは白色です。
新鮮な血が巡っているので
赤く見えるのです。
歯茎が白かったり、
赤黒かったりしているのは
血行不良が起きている証拠なのです。
ある患者さんは
もう40年近く
タバコを吸い続けてきました。
ある日突然息が苦しくなり、
だんだん呼吸ができなくなり、
そばにいた奥さんが救急車を呼び
病院に運び込まれました。
一命を取り留めましたが、
その時のことを
「地獄の苦しみだった」
とお話してくれました。
長年生きていて
あんなに苦しい思いをしたことはない、
ということでした。
お医者さんの診断は、
肺に穴があいていた、
ということです。
長年の喫煙によるもの、です。
これは吉本歯科医院の患者さんの一例ですが、
歯も肺も、
「正常ではなくなってはじめて気がつく」のです。
どうぞ知って下さい。
タバコを吸うことの恐ろしさを。
タバコの煙を人に吸わせてしまうことの恐ろしさを。
歯をボロボロ失い、肺がカチカチになってしまうことを知って下さい。
インプラントを入れた方は必ず定期的にメインテナンスに通うことが必要です
インプラントトラブルで来院される方の多くは
このようにお考えの方が
とても多いことがわかってきました。
インプラント治療がいったん終了すれば、
それでもう大丈夫。
自分で手入れをしていれば
問題はない
と思われてしまっていたことに
問題があります。
どの患者さんも
最初の2年はメインテナンスに
通われていたそうです。
2年間大丈夫だったから、
先生が大げさに言っているだけで、
きっともう大丈夫に違いない
と思われてしまっていたそうです。
インプラントは
ご自分の歯と同じく
死ぬまでメインテナンスをする必要があります。
また、
インプラントトラブルの8割は2年以内
に起こっています。
私の医院では、インプラント治療を行なった患者さんには
終了後すぐは1ケ月ごとに経過を
診させて頂いております。
その後、半年、1年、2年目3年目と、
レントゲンで骨の状態を確認しながら
状態が安定するのを確認しています。
特に症状が無くてもです。
状態が悪くなっていたとしても、
インプラントはご自身の歯のように
痛いや凍みるなどのように自覚症状として警告を発してくれません。
インプラントはただの「ネジ」だから、です。
ただのネジなので
痛くも
かゆくも
しみることも
ないのです。
だから、怖いのです。
周囲の歯ぐきや
隣の歯にまで影響が及んではじめて
患者さんは自覚症状として気づくことができます。
メインテナンスにきちんとお越し下さらない
または、
メインテナンスの必要性をご理解いただけない場合
には手術を行なうことはできません。
それは必ずトラブルの原因となるから
です。
インプラント治療なんか受けなければよかったとなるから
です。
どうぞ、知って下さい。
インプラントは完成したら、終わりではありません。
歯と同じく、あなたが死ぬまで
そのインプラントを使い続けるまで
定期的なプロによるメインテナンスが必要なのです。
インプラントを入れた方は必ず定期的にメインテナンスに通うことが必要です」
診させて頂いております。
その後、半年、1年、2年目3年目と、
レントゲンで骨の状態を確認しながら
状態が安定するのを確認しています。
特に症状が無くてもです。
状態が悪くなっていたとしても、
インプラントはご自身の歯のように
痛いや凍みるなどのように自覚症状として警告を発してくれません。
インプラントはただの「ネジ」だから、です。
ただのネジなので
痛くも
かゆくも
しみることも
ないのです。
だから、怖いのです。
周囲の歯ぐきや
隣の歯にまで影響が及んではじめて
患者さんは自覚症状として気づくことができます。
メインテナンスにきちんとお越し下さらない
または、
メインテナンスの必要性をご理解いただけない場合
には手術を行なうことはできません。
それは必ずトラブルの原因となるから
です。
インプラント治療なんか受けなければよかったとなるから
です。
どうぞ、知って下さい。
インプラントは完成したら、終わりではありません。
歯と同じく、あなたが死ぬまで
そのインプラントを使い続けるまで
定期的なプロによるメインテナンスが必要なのです。
インプラントが1本でも入っている場合は、他の歯を治療する時には特別な注意が必要です
インプラントが入っている方は、他の歯の治療も
まずはいったん、インプラントをされた先生のところに
ご相談されることををおすすめしています。
他医院でインプラントを入れたが、被せ物が取れたのでつけて欲しい
他医院でインプラントを入れたところが、腫れて痛いので治療して欲しい
他医院でインプラントを入れた部分があるが、反対側に虫歯ができているところを治療して欲しい
他医院でインプラントを入れているが、歯のメインテナンスをしてほしい
他医院でインプラントを入れているが、噛み合わせの点検をして欲しい
3年前にインプラントをした部分の被せ物が外れてしまったのでつけて欲しい
過去にインプラント治療を中断したまま放置している、腫れてきたので治療をして欲しい
インプラントのネジが外れた、折れた
インプラントを入れた後、顎が痛い
片方だけ奥歯にインプラントを入れた、反対側も抜けそうなので治療して欲しい
今、大変多いお問い合わせです。
10年前に比べると急増したご相談内容でも、あります。
こういう状況で
「何とか後のフォローをして欲しい」
というご相談に実際にお越しになられます。
1本でもお口の中にインプラントが入っている場合
吉本歯科医院ではまず
「インプラント治療をされた先生に、まずはご相談下さい」と
お願いしています。
人によっては
「え?インプラントは順調ですが
全然関係ない反対側の歯が痛いんですけど・・・」
「え?ダメなんですか?
インプラントって、どこででも修理できるんじゃないんですか?」
「私は奥歯に1本だけインプラントが入ってるだけなので
他の歯はどこで治療しても問題ないと思うんですが・・・・」
とおっしゃられます。
また人によっては
インプラント治療を終えられた後
もう何年も
お口のメインテナンスを受診していない。
という方もいらっしゃいました。
また人によっては
インプラント治療はある医院さんでしてもらって
小さな虫歯治療は、
近所の歯医者さんで簡単に済ましている
という方もいらっしゃいました。
これは、
大変危険です。
危険である、ということを
まずご存知ない方がとても多いのです。
そして、
インプラントはインプラント
虫歯治療は虫歯治療
と、分業すれば問題ない
とお考えです。
しかし、少し冷静に考えてみて下さい。
お口の中の話です。
あなたのお口の中は
わけて考えることができる存在でしょうか?
右、左、上、下、真ん中
と分けて考えることができますか?
全部繋がっていますよね。
くっついていますよね。
建物を建てるとイメージしてみて下さい。
西側の柱は木造で
東側の柱は鉄筋で
1階部分は、土で
2階部分は、木で、
とわけて考えますか?
また、建物を建てる土地はもともとは沼地で柔らかいけど
上の建物はしっかり鉄筋コンクリートでお願いします
とは、絶対にならないですよね?
おかしいですよね?
あなたのお口の中は
上下左右で
絶妙なバランスを取って
一体として成り立っています。
右が傾けば
つながっている
左も傾くのです。
左を触れば(治療すれば)
右に影響が出るのです。
左の柱が傾けば
右のも同じように傾いていくのです。
お口の中とは、そういうものです。
みなさんは
聞かれたことはありませんか?
右足を骨折したら
右の奥歯が割れた
というような
一見まったく関係ないと思われるような話を。
口の中の上下左右というだけでなく
実は口は全身とも繋がっています。
わけて考えて
部品のように
分業でいじること
はできないのです。
決して
分けて考えてはいけない
ものなのです。
分業すると
必ず歪(いびつ)な部分が出てきます。
みなさんは
鏡の前でお口を開けた時
歯が並んでいることは
肉眼で見ることはできます。
しかし
歯茎の中にある
歯の根っこや骨までは
見えません。
もし、見えてしまうとしたら
すぐに
「ああ、歯ってこうなってるんだ」
とおわかりになると思います。
歯やアゴは
全身のバランスを保つ
重要な器官です。
もっと詳しく言えば、
あなたの下顎(したあご)は
あなたの全身バランスを司る
重要な振り子の器官なのです。
下の顎は
こうやって振り子のように
ぶらーん
ぶらーんと
右へ
左へと
自由に動ける存在です。
私の行なうあらゆる歯科治療には
この噛み合わせの考え方が基本としてあります。
歯の噛み合わせというのは
実は地盤である顎(アゴ)骨の状態から考えなくてはなりません
たとえば
上側の歯はガイコツ模型にしてみると
こうなっています。
上側の歯って実は動かないんです。
上の歯というのは
頭蓋骨と一体化している存在です。
上の歯と顎と頭蓋骨はくっついているんです。
頭蓋骨が傾いた時に
一緒にその角度に合わせて
くっついたまま動くことはあるのですが
上の歯が単独で頭蓋骨からどこか別の方向へ動いてしまうということはないのです。
それに対して下顎というのは
頭から筋肉でもって
下の歯は下顎と一体化した状態で
ぶら下がっているだけなんです。
下顎というのは、
頭蓋骨に対して固定されることなく、ぶら下がっているもの
なのです。
ぜひ
ご自分の頭蓋骨を
触ってみながら確認してみて下さい。
前にも後ろにも右にも左にも上下にもぶらんぶらんと
360度振り子のように自由に動くようになっている。
これが下の顎です。
下顎は振り子のような存在
になっているんです。
体の動きに対して
体の重心を整えるための
「振り子」のような役目をします。
下顎は体の中で
左右に渡ってぶら下がっている
唯一の骨です。
綱渡りをする時の長い
棒の役目
をしているのです。
つまり
下顎がおかしいと全身のバランスを崩してしまう
ということが起こります。
インプラントがお口の中に入っている方が、
その後
インプラントをされた部分とは
まったく違う部分が虫歯や歯周病に侵され治療が必要となった時、
噛み合わせを無視した歯科治療をしてしまうと、大変危険です。
結論から言うと、
簡単に壊れてしまいます。
ご自身の歯も
治療した後に被せたかぶせ物や詰め物も
ブリッジも
インプラント
入れ歯(義歯)も
所詮噛むための道具にすぎません。
インプラントだから噛める
ということではないのです。
すべてあくまで道具なのです。
その道具の本来の使い方を
無視した使い方をすれば必ず壊れるのです。
取扱説明書が重要なのです。
インプラントは自分の歯とまったく違うことが
あるのです。
それは
インプラントは動かないということです。
これに対し
自分の歯は一生動き続けます。
それに対してインプラントはまったく動きません。
1ミリも動きません。
インプラントは骨にしっかりと
埋めこめられ硬く固定されているものです。
硬いものと柔らかいものがぶつかれば
当然、柔らかいものが壊れます。
ここで私が言う「柔らかいもの」とは、
ご自分の歯のことです。
インプラントが口の中に入ったがために、
インプラントというネジががっちり骨に埋め込まれたがために
インプラントが
かみ合う相手の歯や隣り合う歯たちがどんどん破壊されていくのです。
なんだか被せ物がすぐ割れるなあ
なんだか反対側の歯が痛くなるなあ
なんだかやけに神経の治療をする歯が増えてきたなあ
口の中に症状が出た時
ほとんどの方は
「歯磨きが足りなかったからだろう」
「口の中にバイ菌がいるからだろう」
そう思われています。
しかし、
歯が痛くなった原因は
細菌だけでは、ないのです。
歯が折れるのも
歯が欠けてしまうのも
歯にひびが入ってしまうのも
被せ物が何度も壊れてしまうのも、
それを引き起こしている根本原因があるのです。
http://www.8181118.com/director/2016/02/post-113.php
その根本原因を突き止めずに
どんな治療を繰り返したとしても
あなたは歯をどんどん失うことになってしまうのです。
インプラントが1本でもお口に入っている方は
どうぞ知っておいて下さい。
あなたの口の中に入っているインプラントは
骨にしっかり固定され
動かないものである、と。
そして
インプラント以外のご自分の歯は
一生動き続けているものである、と。
動くものと
動かないものが、
共存している状態である
ということを。
インプラントをしていない方のお口の状態とは
まったく条件が違うのです。
歯を失わないために
残っている歯をさらに失わなせないようにするためには
その特殊な条件に合った考え方が必要です。
インプラントをそれなりに多く治療を手掛けられている先生方
インプラントを専門とされている先生方では当然知っている内容であっても
インプラント治療を専門にやっていらっしゃらない先生にとっては、
残念ながら調整の仕方はよくお分かりになっていらっしゃらない
これが現実であります。
歯科には専門があります。
医科が内科や外科、整形外科、脳外科というふうに専門があるように、
さらに循環器内科、糖尿病内科、膠原病内科、内分泌内科、神経内科、心療内科等あるように
内科の中だけでもさらにさらにと細かく専門が別れているのです。
実は歯科にも専門があるのです。
歯科にも専門がある↓
http://www.8181118.com/examination/index.ph
そのように
なぜなら専門外のことは教わる時
教わる場所がないのです。
一生勉強だといわれますが、
医学の発展により専門内のことだけでも
ものすごく多くのことを学ばないといけないのです。
専門外のことまで教わる時
教わる環境ではないのです。
大学でも教えていないこと
開業した先生にとっては
そういうことを教わる場所すらないのです。
またインプラントメーカーは
各インプラントのメーカーは当然ですが
自社商品を売り続けたいがために
すごくインプラントはよく噛めるものだ
自分の歯に取って代わるものだ、ということを誇張します。
マイナスの部分はほとんど
表に出されていません。
ですので、
そういう知識だけを持って
「インプラントは噛めるものだ。
本来の歯の力以上の力が加かっても大丈夫なものなんだ」
というふうに誤った認識を持っている方が多いのも現実であります。
私はインプラントを設計する場合には
口の中全体の他の歯のバランスや設計を考えて調整をしております。
その調整が長く維持できるように
マウスピースで他の歯への揺れをなくすように
力の負担が変わらないように維持していただくようになっております。
よくマウスピースは
インプラントを保護するため
だと思われている方多いのですが
確かにその役目もあります。
ですが、
動くものと動かないものが
共存する口の中においては、
そのバランスを一定に保つ、
つまり他に残っていらっしゃる
ご自身の歯をいかに長く今の状況で残すか
ということが非常に求められているのです。
ですからインプラント治療で大事なことは
■将来他の歯がいつダメになるのか
■どのようにダメになるのか
■ダメになった時にどうしなければいかないのか
ということが実は重要なのです。
『インプラントと関係ない歯が故障した』
『インプラントと関係ない歯を抜かないといけなくなった』
という時に実は噛み合う場所であったり
重心バランスが変わったりするのです。
そのような状態でもある程度のものは噛めるのです。
しかしその状態で
噛み続けると実は壊れてしまうのです。
インプラント治療をされた方は
他の歯を治療したとしても
インプラント治療をした先生に
全体のバランス、そのままで大丈夫なのかどうか
なんらかの調整が必要なのかどうか
ということを診てもらう必要があるのです。
『噛んだ感じ、わからない』
『違う歯だからいいだろう』
というそういうことで治療していると
実は後でとんでもない悲劇に遭ったりするのです。
全部の歯を失われた方は
全部インプラントにしてしまえば、
実はそういうトラブルは少ないのです。
トラブルが起こりやすいのは
2~3本インプラントを入れている方の場合です。
他の歯がダメになった時にどうするのか
ということをしっかりと考えてからインプラント治療を受けないと、
後で大変なことが起こってしまうのです。
今さえ良ければいいという考えではダメなのです。
インプラントというものは
将来、他の歯がダメになった時に
どのようにするかというところまで
治療計画を立てておく必要があると思います。
そして何よりも大事なことは
残っている歯がダメにならないようにするために
どういうことをしないといけないのか。
インプラントはとても素晴らしいものだと私自身感じています。
自分の父親にも母親にも
妻の母親にも、私の医院のスタッフにも
歯を失った時には、
迷わずインプラントを薦めました。
しかし、インプラントも入れ歯もブリッジも
しょせん、噛むための道具のひとつです。
道具なので、それぞれの道具に合った使い方
メインテナンスが必要なのです。
電気製品でも、楽器でも、説明書通りにきちんと使わなかった場合どうなりますか?
寿命がはやくなってしまう
故障をくりかえしてしまう
ということが、起こりますよね。
これと同じです。
すべて道具なのです。
だから、ご自分が使っている道具の使い方を知って下さい。
そして、どの程度までなら許容範囲なのかな?ということを正しく知って下さい。
毎食の噛む力により
その破壊的な力は、あなたの道具を簡単に壊していきます。
そして、あなたご自身の歯さえも、
あなたご自身の身体さえも
破壊していくのです。
咬み合わせを考えた 3iインプラント システム 吉本歯科医院 | 歯を失った時, インプラント 入れ歯 ブリッジ どれを選んでももっとも大事なことは「かみ合わせ」です。咬み合わせ を無視した歯科治療は健康なあなたの歯を破壊していきます。四国で唯一の咬み合わせ専門歯科 3iインプラント 吉本歯科医院 インプラント 歯周病 歯槽膿漏 総入れ歯 部分入れ歯 ブリッジ 根管治療 歯の神経治療 歯の神経 マイクロスコープ
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