オールオン4®はなぜ手術当日に歯が入るのか?
通常のインプラントは手術当日には歯が入りません。しかしオールオン4®は手術したその日に固定式の仮歯が入ります。
全ての歯を失った方に行う一般的なインプラント治療では、骨とインプラントをしっかりと結合させるために安静にする期間が必要です。インプラントを埋めた手術後には一定期間の間埋め込んだインプラントを動揺させないように安静にすることが原則です。そのため、インプラントを埋めた当日に歯が入るということはありません。しかしオールオン4®は歯の抜けている期間が全くありません。見た目も美しく日常生活に支障をきたすことがありません。(※手術時の患者様の骨の状態によっては、当日に固定性に出来ない場合があります。)
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手術当日から歯が入るオールオン4®
オールオン4は手術したその日に固定式の歯がお口の中に入ります。手術当日に固定式の歯を入れることができる仕組みがあります。オールオン4®の場合は、インプラント体を顎の骨の中でも特に硬い部位に埋め込みます。顎の骨の中でも特に硬い部分に埋め込むことでしっかりと固定されます。固定されたインプラントの上の上に人口の歯を連結します。この連結によりさらにしっかりと固定することができるのです。インプラントを埋め込んだ後、埋め込んだインプラントが動揺しないように固定する必要があります。動揺してしまうとせっかく埋め込んだインプラントが骨の中で動きだしてしまいます。オールオン4®の上部構造(手術した当日に口の中に入る人工の歯)が、しっかりとインプラントを固定することにより動揺を防ぎます。患者様にとっては「手術したその日に歯が入る」というメリットがあります。施術する側の歯科医師にとっては「埋め込んだインプラントが動揺することを防ぐことができる」という非常にすぐれたインプラントシステムなのです。このシステムがオールオン4®という治療です。