そもそもあなたが歯を抜いた原因は何でしたか?

あなたが歯を失った原因は何でしたか?

「あーー、この歯はもう抜かないといけませんね」
「歯槽膿漏がひどくなってますねえ」
と言われびっくりしてしまった方が
数日悩まれ
吉本歯科医院にご相談にお見えになりました。
患者さんは
「歯を抜かなくちゃいけないって、どうして?」
「歯を抜いたらどうなるの?」
「歯を抜いたら困るじゃない?」
「歯を抜いた後、どんな方法があるの?」
いろいろと疑問とご不安をかかえてお越しになられました。
このようなご相談は大変多いのです。
きっと患者さんご自身も
「歯を抜かないといけない」という言葉に
びっくりされるんです。
怖いですよね。
歯を抜くって。
歯を抜いた後、一体どうなるの?自分は?ってご不安になりますよね。
それが、あたりまえです。

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患者さんはこうおっしゃりました。
『歯周病で奥歯を抜かないといけないと診断されました。
左上の奥です。
抜かないといけないと診断された以外の他の歯も自分で触ってみると
グラグラして揺れています。
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歯を支えている骨も溶けかけてきていると、言われました。
このまま何もせず抜いたままにしておくのがいいのか?
入れ歯を入れたらいいのか?
インプラントにしたらいいのか?
悩んでいます。
どのようにすれば私はきちんと噛めるようになるでしょうか?』
歯を抜かないといけないと
診断された、
なんとか抜かずに治療はできないか?
また、歯を抜くとしてもその後どうしたらいいのか?
このようなお悩みを抱えてお越し下さる方は
大変多くいらっしゃいます。
しかし、
「そもそもこの歯を抜かないといけなくなった原因はご存知ですか?」
とおたずねすると
ほとんどの方が
「え?それは、・・・・歯磨きしなかったから、虫歯が悪くなって・・かな?」
とか
「歯周病ですよね、きっと」
「それはきっともう年をだから老化で歯茎に膿がたまったんじゃないのかなあ・・?」
とか
明確に
「私はこの原因により今回この奥歯を抜かないといけないことにまで
なってしまった」
お知りになっている方は、ほとんどいません。
つまり
原因を、ご存知ない。
今回、歯を抜かないといけなくなった根本の原因は何なのか?
それを知らずに
それを解決せずに
単純に
抜けた部分に入れ歯
抜けた部分にインプラント
抜けた部分にブリッジ
をしても、
お口の中にある根本原因を解決しないままですので
近い将来必ず同じ運命を辿るのです。
たとえば、インプラントについてですが
インプラントとは歯がなくなった顎の骨に埋め込む人工の歯根のことです。
ただのネジです。
歯がなくなったところにこのインプラント体であるネジを埋め込むのですが、
お口の中に「歯を抜くことになった原因」を残したまま
硬いネジを埋め込んでしまうと
大変危険です。
まずは
そもそも歯を抜くことになった原因をきちんと
調べることが大事です。
歯周病とは
歯を支えている骨が溶けてなくなってしまう病気です。
歯周病は、お口の中の菌が原因で
悪化したと思われている方が多いのですが
実際の原因は菌だけの問題ではありません。
歯周病は骨が溶けてなくなる骨の病気なのです。
骨がなくなっている場合には
骨を作る手術の段階から行なう必要があります。
どの程度骨がないか等、診断を行なってから
インプラントが可能かどうかの判断となります。
また、全身的なご病気等がある場合にも
手術を行なうことはできません。
※心臓病などで血をサラサラにするお薬を飲んでいる
※骨粗しょう症の改善するお薬を飲んでいる、骨粗しょう症の注射をしたことがある
等も手術を行なうことができません。
そしてこれもよくお尋ねいただくことなのですが
抜いた奥歯をそのままにしておく、ということは
あまりおすすめはいたしません。
抜けた歯の部分にインプラントができるかどうか?
また、今回歯周病で歯を失ってしまった根本原因は何か?
これらをすべて詳しくお調べしてから
どのような治療がその方にとって最善であるかを考えてまいります。
お口の中にあります「かみ合わせ」の問題を解決することをせず
失った部分だけに単純に「なくなった部分を埋める」という考えで
硬いネジであるインプラントを入れてしまいますと
後々トラブルを引き起こし大変危険です。
そのトラブルは
悲惨なものです。
インプラントは骨に固く固定されてしまうものです。
骨の中にがっちり埋め込む硬いネジです。
硬く固定されたモノと、
ご自身の歯がガツンガツンと当たる力により
ご自身の歯は簡単に壊れます。
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硬いものと柔らかいものがぶつかると
柔らかいものが壊れるのです。
その他のご自身の残っている歯が、固定されたインプラントにより
どんどん破壊され、同様に他のご自身の歯を多く失ってしまうことになってしまいます。
インプラントをお考えの場合には
どうぞ事前に正しい情報を得てから
治療をスタートさせて下さい。
一度インプラントを入れてしまいますと
もし将来、何からのトラブルが起こった場合には
埋めている骨ごと大きく削りとって外すこととなってしまいます。
インプラント治療をする前に患者さんが確認しておくべき5つのこと
きちんと噛める
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歯のことを意識せずに当たり前の食事ができる
このことを実現するには
単純に
「なくなったらそこにインプラントか入れ歯を入れたら元のように噛める」
というようなものでは、ないのです。

インプラント 入れ歯 合わない入れ歯 噛めない入れ歯でお悩みは噛み合わせ専門の香川県高松市の吉本歯科医院

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吉本歯科医院 吉本彰夫

咬み合わせ専門のインプラント治療 吉本歯科医院 院長 歯学博士 日本補綴歯科学会指導医によるオールオン4@の情報を発信

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