1日で歯が入るインプラント治療|インプラントと自分の歯はどう違うのか?

香川県高松市の

かみ合わせ専門歯科医院

吉本歯科医院の吉本彰夫です。

 

 

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インプラントはすごくいいものだ

と理解されている方が多くいらっしゃいます。

そして

インプラントさえ入れればもう大丈夫だ

インプラントを入れたら一生大丈夫

インプラントさえ入れればすべて再生される

歯がなくなったらその時インプラントにすればいいじゃないか

入れ歯がダメならインプラントがあるじゃないか

 

そう思っていらっしゃる方、本当に多くいらっしゃいます。

私はもっとインプラントのデメリットというところを知って頂きたいと思います。

「インプラントってすごくいいものだ」

たしかにいいものです。

ただし、

それはすごくいい条件が重なった方のお話しです。

 

残念ながらインプラントというのは単なるネジです。

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ですのでトラブルは当然あります。

トラブルの原因がなんなのか?

どういう時にトラブルになるのか?

いうことを是非知って頂きたいのです。

そして実際にインプラント治療を受けようと思う場合には、知っておいて頂きたいのです。

インプラント治療をしてからでは手遅れなんです。

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インプラントとご自身の歯の違いを知って下さい。

まず

インプラントは全く動きません。

ご自身の歯は一生動き続けます

 

インプラントを1本でも口の中に入れるということは

動くものと

動かないものが

共存していく状態になる、ということです。

 

向って見ていただいて

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右下の奥にネジが入っていますよね。

これが、インプラントです。

 

骨の中にがっちり埋め込み強く固定されます。

 

拡大してみると

こんなネジです。

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インプラントを検討している患者さんから

ほぼ100%頂く質問があります。

それは

「インプラントはどのくらい持ちますか?」

です。

 

一番問題なく、10年20年と経過が順調なケースは

お口の中に歯が1本もなく、上下すべてをインプラントにされた場合です。

全ての咬む力が、インプラントのみで設計されている場合です。

建築物と同じです。

 

 

古い古民家の柱を残してリフォームした場合と

いっそ更地にしてしまって強固な柱をドーンと建て新築した場合

見た目は一緒かもしれませんが

強度の問題、噛める力、耐久性は

比較するまでもありません。

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しかしながら、インプラント以外にご自身の歯が残っている方の場合には、いろんなトラブルがあります。

私のもとにインプラントトラブルで駆け込んでこられる方の多くは

お口の中に2~3本のインプラントを埋入されている方です。

☑インプラントが入っている歯の隣の歯が割れた

☑インプラントが入っている歯のかみ合う上の歯が痛い

☑インプラントが入っている右側とは反対側の奥歯が一気に壊れてきた

このような症状です。

 

まず第一に知っておいて欲しいことがあります。

それは

インプラントはすごく良く噛めます。

ものすごく噛めてしまうのです

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しかし、すごくよく噛めるがゆえに

フランスパンや

お肉をガンガン噛んでしまわれます。

フランスパンを食いちぎったり、できちゃいます。

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実際に噛んだ相手の歯は・・・・?

歯は上の歯と下の歯で噛みますよね。

 

下の歯をもしインプラントにした場合、

上の歯もインプラントであれば問題はありません。

 

しかし、上の歯がご自身の歯であった場合、どうなると思いますか?

その上、上のご自身の歯が、もう既に神経を治療をして神経がない歯だった場合。

神経のない歯の強度は本来のご自分の歯の強度の10分の1程度しかありません。

 

見た目はきれいにたってるけど

チョンと力がかかれば簡単に崩れる家と同じです。

 

見た目はいいけど、柱が腐って弱っている状態です。

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インプラントが良く噛めるがゆえに

噛み合う上のご自身の歯がその噛む力に耐え切れないんです。

そして破壊されてしまう。

 

では、

インプラントが入っている人はどの位の力で噛んでいいのか?

インプラント自体はは強い力で噛んでも壊れません。

しかしながら

インプラントが入っている歯と咬み合うご自身の歯は今までの治療の結果あと年齢相応の弱い状況、もうすでに何十年も頑張ってきた弱い歯なのです。

ですから、その歯が耐え得る強度以上の力がかかれば、

その残っている歯が次々に壊れます。

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とりあえず、

今、ここの歯がないから、ここの歯がちょっと飛び出てて噛み合わせるために引っ込めて作る。

そういうガタガタな治療をしてしまえば将来その他の歯がダメになった時に、すり潰す・すり合わせるということが出来なくなるということになってしまうのです。

 

そしてまた、その部分にだけ力がかかり揺すられ、本来の受け持てる力の何倍もの力、本来受け持てる力の方向からではない別の横からの力によって壊される、破壊されるということもあるのです。

 

ですからある程度の年齢になられている方、

残そうと思えば残るかもしれないであろう歯の本数であったり、強度のバランスによっては全て除けて、リフォームではなく新築でしっかりとしたバランスのとれた柱と梁でもって維持させる。というふうにされた方が実は相対的に、結果的に10年単位・20年単位で見た時に非常にトラブルが少なく、良く噛める状態ということを維持できることがあるのです。

10年後に何が起こるのか、

そのトラブルになりそうな原因は何なのか、

ということをしっかりと見極めた上で治療を受けられることをお勧めいたします。

 

 

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吉本歯科医院 吉本彰夫

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